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カリフォルニア・ロケット療法は,パキシル等SSRIやサインバルタ等SNRIにNaSSaのリフレックスを併用し,セロトニン増加の効果大。副作用で躁転に注意

うつ病の治療において「カリフォルニア・ロケット」とは,
SSRI(SNRI)とNaSSaを組み合わせて処方すること。

セロトニンを効果的に増やすことができる。

リフレックスの効果 【医師が教えるリフレックスの全て】
http://seseragi-mentalclinic.com/mtze...

  • 三環系や四環系、SSRISNRIなどの抗うつ剤は「セロトニンの再取込を阻害する」ことで セロトニンを増やします。
    • しかしNaSSaは, セロトニンの分泌自体を増やします。
    • 吸収を抑えるのではなく、分泌量を増やすことで、セロトニンの濃度を上げるのです。
  • リフレックスでセロトニンの分泌を増やして、SSRIやSNRIで吸収を抑えれば、 セロトニン濃度が大きく上がりそう、というのは想像に難くありません。
    • この処方は、「カリフォルニアロケット」と呼ばれてます。 2剤の相乗効果でロケットのように改善していくことをイメージしてつけられたネーミングです。


トウキョウ・ロケット燃料(カリフォルニア・ロケット燃料) : 今日も空は冷たい
http://blog.coldsky.jp/archives/47252...

  • カリフォルニア・ロケット燃料というものがある。
    • SNRIとNaSSAというカテゴリーの抗うつ剤を組み合わせることによる効果を期待した治療法である。


カリフォルニアロケット燃料 | 僕は電気山羊の夢を見るか? - 楽天ブログ
http://plaza.rakuten.co.jp/vistabuena...

  • SSRI+NaSSA(例:パキシル+レメロン) や SNRI+NaSSA(例:サインバルタ+レメロン) のように、
    • 1 NaSSAでセロトニン・ノルアドレナリン遊離量を増加させる
    • 2 SSRIやSNRIで再取り込みを阻害
    • 3 効果倍増! ・・・というのが「カリフォルニアロケット燃料(療法)」
  • イメージとしては
    • 水道の蛇口をひらく:NaSSA
    • 排水溝に栓をする:SSRI,SNRI

どうやって「ロケット」を実現するか

カリフォリニア・ロケットを実現するために使われるのは,
よくあるのはサインバルタ(=SNRI)とリフレックスの併用。

これをあわせて,ロケット燃料と呼ぶ。

カリフォルニアロケットについて私は今、抗うつ薬をサインバルタとリフ...
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/...

  • サインバルタandリフレックスの組み合わせは「カリフォルニアロケット燃料」といって抗うつ薬の中でもかなり有効な処方


【リフレックス】ミルタザピン19錠目【レメロン】
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/utu/...

  • リフレックスとサインバルタはロケット処方で よく一緒に処方されることがある

サインバルタのかわりに,SSRIとしてよく使われているパキシルとか,レクサプロで代用することもある。

パキシル派ですかサインバルタ派ですか - 敢えて簡素的に回答をします...
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/...

  • 日本のうつ病の治療は、パキシル、サインバルタ、リフレックス(レメロン)の三国時代と言われているようです。(平成25年5月時点)

カリフォルニア・ロケットのメリットは,効果が強いだけでなく,
胃腸にも優しいという点がある。

リフレックスの副作用 【医師が教える原因と対処法】
http://seseragi-mentalclinic.com/mtzse/

  • SSRI/SNRIとリフレックスを併用すれば、 SSRI/SNRIのセロトニン受容体刺激作用をリフレックスが打ち消してくれる
    • そのため、 理論上は胃腸障害の頻度を減らせる
  • 実際にこういった使い方をする先生もいらっしゃいます。

副作用・注意点は?

効き目があまりにも強すぎて,そう状態になってしまう(躁転する)可能性もあるので,注意が必要。

カリフォルニアロケット処方 | 鬱病(うつ病)メンタルヘルス掲示板
http://utuchat.guestplace.net/bbs/tes...

  • Nassaであるレメロンやリフレックスにおいてセロトニンとノルアドレナリンを増幅させて、
  • SNRIのサインバルタなどで再取り込みを防ぎ、濃度を高める。
    • と言った非常に効率の良い, 作用が重複しない処方。効きすぎて躁転する恐れもあることからロケットと呼ばれているようです。


9年前からうつ病の治療をしています。自殺未遂も何度もしました。一命をとりとめたこともありました。今春から躁状態が現れ
http://www.justanswer.jp/mental-healt...

  • パキシルとリフレックスの組み合わせはかなり強力です
  • が、双極性障害のうつ病相に, 抗うつ薬は無効かつ有害であることが知られています。
    • 急速交代化、いきなり躁状態になる「躁転」のリスクもあります。


パキシル錠からリフレックス錠へ切り替える | 薬箱:お医者さんからもらった薬を評価
http://www.kusuri-bako.com/item_129.html

  • 基本的にパキシルやリフレックスはセロトニン作動薬で,お互いに併用注意となっています。


お医者さんによっては,組み合わせてロケットにするのではなく
1つずつ使ったほうが良い(=単剤主義)という先生もいる。

よく相談して決めよう。

抗うつ薬について。現在抗うつ薬はSSRIのパキシルを飲んでいるのですが...
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/...

  • 単剤主義の方も多いですが, 複剤でSSRIだけで補えない部分をNaSSaで補う考え方の先生もいる