生活保護の受給に関する基礎知識や,疑問・対処法のまとめ
生活保護の各種ルールやきまりを整理し,
受給者に役立つアドバイスを与えられるようにするための
情報源をまとめた。
今は難しい時代なので,職場の元知り合いなどに受給者がいる場合も多い。
そういう人に,正確で役立つアドバイスをあげられるようになろう。
(1)生活保護でまかない,免除されるもの
医療費と保険料を生活保護でまなかう:
- 生活保護の医療費の扶助には,交通費も原則的に含まれるが,支給されないケースも多い
- 高額な医療費や入院費が払えない場合,高すぎる分は高額医療費制度を使うか,分割払いなどを相談
- 無保険医療だと,治療費は全額どころか,30割負担の場合も。失業で国保への切り替え時に注意
生活保護による免除:
税金の返済:
(2)生活保護の金額の決まり方
保護費の金額:
- 生活保護費の内訳で,生活扶助・第1類費は個人の食費,第2類費は世帯の光熱費。住宅扶助費を家賃に充当
- 生活保護の支給金額と「最低賃金」を比較すると,少なからぬ地域で生活保護の水準が上回る
- 最低賃金制度により,時給の最低額は地域別に決まっている。違反すると企業側に罰金で不足額支払い
ほかの手当金や,アフィリエイトなどの副収入を申告:
- 傷病手当金の支給条件や金額,またバイト・副業・生活保護との両立について
- 生活保護の受給中に,アフィリエイトの副収入を得られるか?について
- Amazonアフィリエイトの副収入は,所得として申告する義務有り。ギフト券でも銀行振り込みでも。
仕事をする場合の控除:
保護費の支給日:
(3)生活保護を受けながら,お金を使うとき
貯金の上限:
クレジットカードを持てるか:
車や家電などの高額な買い物:
- 生活保護の受給時に高額な買い物をする場合,事前の相談が必要
- 生活保護で冷蔵庫やパソコン・エアコン・洗濯機など家電が壊れたら,買い替え代金は貯金からまかなう。地域で7割が使っていれば必需品として保有OK
- 生活保護の受給者が,運転免許を取得・更新する際の注意事項。費用やメガネ代・うつ病などの影響
節約の方法:
- 生活保護の受給中に,節約生活を送る知恵。食事の量やお風呂・シャワーの使い方しだいでお金を倹約できる
- 生活保護費の受給額が足りない場合の対処法。扶助として支給されるお金が不足して,一カ月を生活できない時はどうしたらよいか
引越しと家:
- 生活保護の受給者が,引越しや部屋探しで,大家・市役所に断られる原因と対策方法
- 生活保護の受給者が「代理納付制度」で役所から大家さんに家賃を直接支払えば,滞納せずにすむ。地域によっては未実施の場合も
- 生活保護受給者が引越しする際,住宅扶助で敷金・礼金は支給される。賃貸の家賃限度額を超えないように注意
- 生活保護受給者の引越し時に,二重見積もりで費用を水増し請求する業者の不正・詐欺。役所もしばしば黙認している手口
- 県営住宅の名義人の死亡時は,配偶者・高齢者・障がい者でないと承継できず,猶予3ヶ月目安の後で退去
- 生活保護の住宅扶助に「火災保険料」は含まれる(平成20年・厚生労働省による改正)…賃貸アパート入居・更新時の必須要件であることが条件
(4) 生活保護を脱出して,停止・廃止・再開するには
停止の注意点:
廃止の注意点:
働く意欲を出す: